イタリアの洗礼

そして、さよならヴェネチア
再び電車で一路フィレンツェへ向かう。
今回はインターシティという国内線を利用。
国内線なので放送がイタリア語Onlyでよく分からないけれど
終点のボローニャで乗換えの予定なので、特に問題ないだろう。
ところが、ボローニャまで後20分ほどのところまで来て電車がストップ。
トウモロコシ畑の真ん中で電車はピクリともせず。
そのまま1時間が経過。
電車の外を歩いて移動する鉄道会社の人を発見。
イタリア人の乗客が何か問いかけるも、ジェスチャーから察するに「全然ダメ」
一瞬イタリア語で放送が入るも、意味不明。
そのまま30分経過。
今度は事態を打開できそうな感じの人が外を歩いて行く。
・・・もしかして今まで何もしてなかったなんてことはないよね?
さらに30分経過。
もう一度放送が入る。
今度は向かいの席のイタリア人のおじさんが訳してくれた。
「10 Minutes!」
どうやら、あと10分で動くらしい。
そして本当に10分後くらいについに電車が動き出した!
おじさんが「ハレルヤ!」と叫んでガッツポーズ。
そりゃあ、2時間も立ち往生されればね・・・。
おかげで乗り換え予定の電車に乗れなくなってしまったので
代わりの電車への乗車を認めてもらう。
こっそり2等券で1等車に乗ってしまった。
そのくらい許されるでしょ。
電車が遅れるとは聞いていたけど、本当に出会うとはツイているのか?