極寒のミュンヘン

日本から着いたその週が、一番寒かった。
ドイツ人によると今年は暖冬で、前週まで雪なんてまったくなかったらしい。
しかし、夜のミュンヘン空港に降り立った私の目の前に広がっていたのは

一面の雪景色。

しかも半端ない積もり方。

その上まだ降っている。

雪や、こんこん あられや、こんこん♪
降っては、降っては、まだ降り止まぬ(怯)

(翌日の夜明けごろホテルから見えた景色)

ドイツ人は「今年は暖冬だから、こんな雪すぐに溶けるよ」という。
日本人はみな、「嘘だ、気温0度以下で溶けるわけあるか」と思う。
そしてその週末まで雪は降ったり、止んだり、吹雪いたりを繰り返した。
天気雨ならぬ天気雪も降り、そのときは陽光に雪がキラキラして美しかった。
その週は気温が低すぎて雪がパウダースノーのまま降り積もっていた。

(吹雪の中でも市庁舎の時計は踊る。)

やはり土地のことは土地の人の言葉を信じるべきであったようで
翌週から雪が溶け出した。
すでに靴は一足それまでに帰らぬ存在となっていたけどね。

(冬のヨーロッパらしい太陽の低さ。)