Cockatoo Island

Sydney Bieennaleの開催地、Cockatoo Islandへ行ってきました。
Circuler Queyからフェリーで10分ちょっと。
シドニー湾に浮かぶ元工業島であり
現在はオーストラリア工業化の歴史をとどめるNational Heritageの島です。

島全体が工場と、工場労働者の住居でなりたっていた島で
今も廃工場、廃棄された重機や古い寮や偉い人のおうちだったのか
程度の良いおうちなどが残っています。
今はキャンプもできるようでキャンプの誘致もしていました。

今回は美術展の開催地として各所の廃墟に
映像芸術展示用の部屋が用意され、舞台効果満点。
古めかしい、真っ暗な建物の中にテレビやスピーカーがあって
色々な映像・音楽が流れていました。

人が去った島は今や、鳥の城。

かもめがいっぱいいました。
ちょうど子育てのシーズンで気が立っているのでしょう。
互いに激しく威嚇しあっていました。

怖い、怖い、と思ったらやっぱり・・・。

島中に錆びた重機が野ざらしです。
こういうの好きな人にはたまらないと思います。
昔は大活躍だったろうに、今は青空に立ち尽くすばかりです。

大きな工場にはフレンチの歌声が断片的に流れていて
ある意味ホラーな環境ながら
緑のスレート板を通して降りてくる光がとっても美しかったりして
もう芸術作品か、廃工場かどっちに喜べばいいやら分かりません。

フェリーを降りてすぐの広場は芝生で子供たちが遊んでいました。
工場跡地といっても味気ないだけではなくて、むしろ味がある。

とにかく錆びた鉄骨や工場は展示期間などは特になく
いつでも見にいけるので興味のある人必見。
トンネルもあります。

とても見る価値のある島でした。